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箱庭王国 第6話
                                     
                                     
                                     
                                     

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 2コマ目:後発薬=ジェネリック薬のこと。ジェネリック薬というのは、●社の特許のきれた薬を△社が作ったり
 するいわば本来の薬のパチモンみたいなものなので、世間では専ら「良い」ジェネリックと「悪い」ジェネリック」
 が存在している。
 なぜ「良い」「悪い」が出るのかというと、本来●社が作っていた薬っていうのは、それなり
 に薬の効能とか治験データとか(つまりどういうふうに患者に効くのかみたいなデータ)っていうのの蓄積が
 あるからある程度信用ができるというのがあるのだけど、その●社の模倣品である△社の薬品は●社本来の
 薬の成分とは違うものが入っていたりするから、その成分ぶんが患者に害を及ぼすか、あるいはよく効くのか
 といったデータがジェネリックの場合はとられていないためである。
 このために、「悪い」ジェネリックは、すごいえげつない物質が安い労働環境で雇われた工場で
 作られていたりした場合、知らないうちにヤバイものが混入されてるからジェネリック=粗悪品とみる場合。
 逆に「良い」ジェネリックっていうのは、●社の作った薬よりも患者に効能がある改良されたものとみる場合。
 というので、いろいろあるのですが、ジェネリック薬品は普通の薬より安いというのもあって、厚労省は
 生活保護者にはジェネリックを適用するよう勧めているし、薬屋でも必ずジェネリックをすすめるような一言を
 患者にかけるような法みたいなのがあるらしい。

 とはいえ、患者としては、一体そのジェネリックは効くのか効かないのか、やばいのかっていうデータは
 欲しいところですがなぜかこれがそのデータを取ろうとしないっていう怠けた現状があるようです。
 
 
 
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